花和楽の湯は、通称「美人の湯」と呼んでいますが、なぜ「美人の湯」なのかをお話ししたいと思います。
花和楽の湯の泉質はpH10.0の強アルカリ性。
アルカリ性が強い泉質には、ちょっと難しい話になりますけど、水酸化イオンとナトリウムイオンの2つがあるんです。
で、皮脂とその2つのイオンがくっつくと、変化するんですね。
何に変化するかというと、皮脂とナトリウムイオンがくっつくと、界面活性剤のようになります。
界面活性剤というのは何かと言うと、簡単にいうと石鹸みたいなもの。
なので、温泉に入って、肌をなでるとスベスベするのは、石鹸を肌がまとったようになって、肌のすべりが変わるからなんです。
そしてもう1つの水酸化イオンと皮脂がくっつくと、グリセリンに変わります。
グリセリンは最古の保湿剤と言われていて、ずっと昔から保湿剤として使われているもの。
保湿してくれるので、肌のうるおいを閉じ込めることができます。
花和楽の湯は、強アルカリ性なので、この2つの作用が大きくなりやすいので、肌がスベスベでうるおいもキープできる。
そうすると、肌がモチモチになり、モチモチ肌って美人の条件のひとつ。
なので、「美人の湯」って呼んでます。